ロボットに乗る!! 〜ロボフェスタ イン ハウステンボス 〜
気分はコックピットの操縦士♪
中はこんな感じ
花畑に表れたロボット
アートガーデンに沿って歩いていると、奥の方に何かが見えます。近づいて見ると、大きなロボットが!!
「ロボフェスタ イン ハウステンボス」のイベントの一つが、レスキューロボット「援竜」のデモンストレーション。
大きなドラム缶を危険物に見立て動かしたり、実際に子供たちにコックピットに座ってもらって風船を割ったりと、様々な催しが行なわれています。
この「援竜」を作っている、テムザックのシステム開発を手がけている湯浅さんに話を聞いてみました。
「この援竜は3号機あります。2号機、T-52型は世界最大級のロボット。まだ実用化はできていませんが、たくさんの人たちと検証を重ねながら、日々、成長を続けるロボットですね。そして3号機、T-53型は倒れた家屋などで狭くなった道でも通り抜けられるよう、小型化を図りました。新潟で起きた震災の際は、実際に稼動したんですよ。この3号機のおもしろいところは、ロボットとしては初めて“車両ナンバー”を獲得していること。いくらレスキュー活動とは言っても、公道を通る時には必ず必要ですから」
とおもしろおかしく話してくれました。
するとその時、兄弟が近づいてきました。興味深そうに見る姿に、湯浅さんが「乗ってみるか?」と声をかけると、嬉しそうに首を縦に振ります。
このT-52型は大きいので、視界を広げる役割も含めてカメラが取り付けられています。そのカメラの映像を見るモニターがコックピットに並んでいるのですが、このモニターに囲まれ、操縦桿を握る男の子の姿が何とも凛々しくて、本当の操縦士のよう。正面から見てみると、本当に格好良かったです。
昨日から開催中の「ロボフェスタ イン ハウステンボス」は、6日(祝)まで。あなたも、コックピットに乗って操縦士になってみませんか?
余談
今回、ハウステンボスに来ている「援竜」は2号機と3号機。「1号機は?」と、湯浅さんに聞いてみると、
「北九州市にある消防局に展示されているんですよ。これがあったから、今の2号機、3号機が誕生したんです。」
とのことでした。
(写真・文/水上 由美)